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 家事が苦手でいいじゃない

 text by 多希
 家事や育児が苦手なママはたくさんいます。 私もその一人です。

料理は下手だしやる気も中々でないし、掃除も片付けも苦手。
そういった家事能力は、母のおなかの中に置いて生まれてきてしまったようです。
そして子育ても苦手。

子供たちがまだ赤ちゃんの頃、私は育児ノイローゼの一歩手前まできてしまい、
その ストレス解消のために旦那に勧められてネットをはじめたら、今度はネットに
ハマり すぎてしまって育児を疎かにしてしまったり。
そんなことの繰り返し。

テレビで紹介されているような、片付けの得意なママ、節約が得意のママ、料理上手
なママ、育児が得意なママをみるたびに、自分の不甲斐なさを感じて落ち込んでい
ま した。

けれど、最近思うんです。 家事が得意なママは、基本的に家事が好きな人なんだと
思います。
(※中には嫌いなことを克服して好きになった方もいらっしゃると思いますけれ ど…)
お掃除が好き、料理が好き、片付けが好き。 そんな「好き」をお母さんのおなかの中
に忘れてくることなく、この世界に持ってく ることができた人たち。

私は、その「好き」を持ってこなかった。 好きか嫌いかと聞かれれば、家事は「嫌い」。
そんな「好き」を持っている人たちと、「嫌い」を持っている私とを比べることなんか、
最初から出来ない。
比べること自体が無意味で、それで落ち込む必要なんかないんだ、って思えるように
なりました。

でも、ママであれば、家事や育児が苦手で嫌いでも、やらなければなりません。
「嫌い」でも、絶対にやならければならない。 それは、避けられない筋トレのようなもの。
それをなんとか「好き」になるように、うまく生活できるように工夫していくこと で、その
筋トレはどんどんレベルが上がっていきます。

「好き」な人は、家事や育児が苦にならない訳ですから、それほど厳しい筋トレでは
ありません。

つまり、その人その人によって、自分たちに与えられた筋トレのメニュー、つまり枷 の
重さが違うんだなーって、気付く事が出来たのです。

家事が「嫌い」な人たちの枷は重く、大きく、それを引きずりながら生活するわけです
から、学びも多くなります。
だからと言って、家事が「好き」な人は楽をしている、筋トレをしていないかと言え ば、
それは違いますよね。
きっと他のことでとても大きな枷を付けられていたり、学びを与えられたりしている は
ずです。

すべての人は平等ですから、特別な一部のひとだけが楽をしているはずなんて有り得
ません。 だから、自分は自分でいいんです。 家事が苦手で、育児が苦手でいいんです。

そんな私を受け入れて、出来ない、また失敗した、今度は頑張ろう、を繰り返して、
少しずつ学んでいるんだと思います。

家事や育児が苦手な人が、テレビに出ているような「家事の達人」になる必要はない
んです。
自分に出来ることを、自分なりに頑張ればいい。それだけでいいんです。

そんな風に開き直ったら、かなり気が楽になりました。
何かを出来ない事で悩んだり落ち込んだりするのではなくて、その出来ないことを
「私にはそれだけ枷が付けられていて、筋トレさせられているんだ」と変換すること が
出来れば。 結構、気楽に生きることができるんじゃないかなーって思います。

ちなみに私は、家事や育児だけでなく、事務職や人間関係にも枷を付けられています (笑)
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